数学ってどう勉強すればいいのかいまいち分からない……
得意と苦手が大きく分かれる分野である数学。
大学受験で数学を使う方はどう勉強すればいいのか分からなくて、挫折しちゃうこともありますよね。
今回はそんな方向けに、数学の勉強法を解説していきます。
この記事を読めば、数学の勉強法が分かりますよ!
数学を勉強していくときに、進め方が分からない方
初めに:数学にセンスは必要ない!
まず初めに、数学はセンスの必要な教科ではありません。
実はほぼ暗記科目です。
「は?」と思われた方もいると思いますが、実際に大学受験の数学は「公式」と「解法」をどれだけ覚えているかが高得点を取る要素です。
例えば、私の話になってしまいますが、大学受験の数学に使う参考書を終わらせて過去問に入ったとき、全くもって解けない問題がいくつかありました。
「参考書の問題は解けるのにどうして点数が稼げないんだ……?」と不安になりましたが、その理由は簡単でした。
「過去問の出題方法に慣れていなかっただけ」です。
何年分か解いて、「この大学はこんな感じの問題なのね」と慣れて解法を覚えた後は、点数が爆上がりしました。
この慣れる期間までは本当に落ち込むことが多かったですが、乗り越えてしまえばどうってことはありませんでした。
これと同じことがみなさんにも起こるはずです。
あるいはもう起こっているかもしれません。
ただ安心してください。
それはあなたに数学のセンスがないわけじゃなく、まだ暗記が足りていないだけです。
それでは、暗記などの勉強法を解説していきます。
大学受験数学の勉強法
大学受験数学の勉強法①:まずは苦手意識をなくす
「難しい問題に取り組んで実力をつけなきゃ!」と思っていませんか?
それだと結局解けなくて、苦手意識が大きくなるだけです。
まずは数学を「苦手じゃない科目」と思えるようにしましょう。
具体的には、めっちゃくちゃ簡単な問題を解いてください。
例えば、「数学のテストが30点だった!」という方は、「取れた30点の問題」と同じ難易度の問題を解きましょう。
問題が簡単だと知っていても、「解ける」という快感を味わえばだんだん苦手意識は薄れていきます。
もしかしたらこの段階で数学を「好き」だと思えるようになるかもしれませんよ。
大学受験数学の勉強法②:公式を覚える
苦手意識が薄まったら次は数学最強の道具、「公式」を覚えましょう。
このとき、「公式だけ」の丸暗記にならないようにしてください。
公式だけを覚えると今後つまづくことが多いです。
どうやってその公式が求められたのかも覚えるようにしましょう。
「公式の求め方」を覚えると、本番で公式を忘れたときに思い出しやすくなります。
さらに、公式の求め方をいじって答えを出す問題も結構あるので、ちょっと応用的な問題が出たときにかなり役立ちますよ。
大学受験数学の勉強法③:公式の使い方を覚える
公式が問題でどう使われているかを覚えましょう。
そうすることでより深く公式を覚えられるようになります。
さらに、「どのような問題でどの公式を使うのか」を覚えると、次に説明する勉強法④がぐっと楽になります。
覚え方としては、「基礎問題レベル」を解きましょう。
応用レベルだと、そもそも「公式を使う場所」を見つけられないことが多いので、あまりオススメできません。
教科書を持っていれば、教科書の「例題レベル」を解きましょう。
もし教科書の例題が用意できない場合は、「基礎問題精講」という参考書がオススメです。
標準問題精講は難しいので、間違えないように注意してください。
基礎問題精講が難しいと感じた方は、「初めから始める数学シリーズ」がオススメです。
大学受験数学の勉強法④:問題の解法を覚える
勉強法③まで行けば基礎はかなりできあがっています。
後は参考書や過去問の問題を実際に解いていきましょう。
出題傾向に慣れて解法を覚えられれば、その結果はちゃんと点数に表れます。
参考書に関しては、下記の記事も参考にしてください。
このとき一つだけ注意してほしいのは、「解けなくても落ち込まない」ことです。
初見問題を解けないとかなり焦りますが、それは今ではありません。
本番の1ヶ月前、あるいは2週間くらい前まで「初見問題が解けない!」ということはあります。
本番までに解けていれば問題ないので、今は焦らずに「問題の解き方を覚える」ことに集中してください。
なお、初見問題が解けなくても焦る必要はありませんが(直前期は除く)、復習した時に解けなければちょっと焦ってくださいね。
大学受験数学の勉強法【まとめ】
1.まずは苦手意識をなくす
2.公式を覚える
3.公式の使い方を覚える
4.問題の解法を覚える
数学は暗記科目です。
ただ「何を」「どうやって」覚えればいいのか分かりづらいので「センス」が必要だと思えてしまうのです。
正しい勉強を行えば、数学のセンスなんて関係なくなりますので、まずは勉強法①からチャレンジしてみてください!
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